« 【マオたん】静電気攻撃… | トップページ | 高慢と偏見は人生の損 »

2011年3月16日 (水)

THE SHOW MUST GO ON 〔再び〕

東北関東大震災。
思いもかけなかったできごとに言葉も出ない――そんな朝。

Youtubeで震災2日目にして助けられたおじいさんを観た。
水も食料もない自宅の2階で険しい表情で外を見ていた、
その顔に、自分のほうに向かってやってくる救助の自衛隊員
(彼らの獅子奮迅ほんとうに感謝。頭が下がります)の姿を
認めた瞬間みるみる光が差し、すばらしい笑顔で救出された。

大丈夫ですか?とマイクを向けるテレビ局の取材に、おじい
さんは力強く「大丈夫、大丈夫!」とうなずき、こんなことを。
「チリ地震の(津波被災)経験もあるし、また再建しますよ!」

心強いその言葉に、こちらが元気をもらって涙しました。

そうやん。再建せないかん。かならず、かならず。
THE SHOW MUST GO ON――
何があろうと、我らの人生は続くのだから。

以下、好きな詩人三好達治の終戦翌年の詩をご紹介します。

涙をぬぐつて働かう     丙戌歳首に

みんなで希望をとりもどして涙をぬぐつて働かう
忘れがたい悲しみは忘れがたいままにしておかう
苦しい心は苦しいままに
けれどもその心を今日は一たび寛がう
みんなで元気をとりもどして涙をぬぐつて働かう

最も悪い運命の台風の眼はすぎ去つた
最も悪い熱病の時はすぎ去つた
すべての悪い時は今日はもう彼方に去つた
楽しい春の日はなほ地平に遠く
冬の日は暗い谷間をうなだれて歩みつづける
今日はまだわれらの暦は快適の季節に遠く
小鳥の歌は氷のかげに沈黙し
田野も霜にうら枯れて
空にはさびしい風の声が叫んでゐる

けれどもすでに
すべての悪い時は今日はもう彼方に去つた
かたい小さな草花の蕾は
地面の底のくら闇からしづかに生まれ出ようとする
かたくとざされた死と沈黙の氷の底から
希望は一心に働く者の呼声にこたへて
それは新しい帆布をかかげて
明日の水平線にあらはれる
ああその遠くからしづかに来るものを信じよう
みんなで一心につつましく心をあつめて信じよう
みんなで希望をとりもどして涙をぬぐつて働かう
今年のはじめのこの苦しい日を
今年の終わりのもつと良い日に置き代へよう

被災された方々の一日も早い回復と復興を願います。

|

« 【マオたん】静電気攻撃… | トップページ | 高慢と偏見は人生の損 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562217/51133248

この記事へのトラックバック一覧です: THE SHOW MUST GO ON 〔再び〕:

« 【マオたん】静電気攻撃… | トップページ | 高慢と偏見は人生の損 »