【黒蜥蜴】補遺【シネリーブル】
一昨日の記事の最後で「黒蜥蜴の頒布を遺族が拒否してる」
件についてちょっと触れてましたが、ネットで調べたところに
よると、三島先生と丸山明宏現美輪先生とのキ☆シーンが
不適切とされているためという説が有力のようです。
まぁ若き日の坂本教授と故忌野清志郎氏が1982年に出した
「い・け・な・い ルージュマジック」のPVでキ☆してたときでも
相当な物議をかもしたんだからしょうがないな…(納得)と思う
けど、やはり多くの人に観てほしい作品ではある。
↓せめてもいうことでYouTubeにあがってたのを紹介します。
『黒蜥蜴オープニング&エンディング』
妖気横溢のこの主題歌は、ソングライターでもある美輪先生
ご自身の作詞作曲ですが、その他の音楽はあの冨田勲氏☆
黒蜥蜴メインのシーンで主に流れる曲はチェンバロを使った
ゴシック×ブラックサウンド、対してサスペンスの盛り上がる
シーンではサックスメインのテンポの良いクールジャズと、
全編にわたり見事な音楽がついています。
↓ついでなのでもうひとつ大好きなYouTubeコンテンツも紹介
『新日本紀行のテーマ』
[千葉県少年少女オーケストラ: 指揮/冨田勲]
――涙がにじんでくるのはなぜだろう(ρ_;)
話戻って、劇中でそこここに使われている不気味な絵は
イギリス世紀末耽美派の代名詞ビアズリーの「サロメ」を
この作品のためにモディファイしたものです。
参考までに↓
ウィキペディア「オーブりー・ビアズリー」
以上、今後鑑賞されるかたの一助となれば幸いです。
最後に。
上映終了後、出口に向かってるとき真後ろにいたアラサー
とおぼしき女子2人組のひとりがもう一方に向かい開口一番
「(≧m≦)雑すぎる~(≧∇≦)」
などという失礼な感想を述べていましたが。
きみたちにはみうらじゅん先生を模してこの言葉を捧げよう。
↓拍手ボタンつけてみましたm( _ _ )m
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満員御礼の映画館って、わたし的にははるか昔高校生時代に熊本の大劇会館(通り町電停前/この小屋もいまはもうありません)でデートで観た『理由なき反抗』以来でした☆
シネリーブルを愛し映画を愛してる者同士、観終わったあと、なんかほのぼの一体感を持てたような気がします。
新日本紀行、泣けるでしょう(^ ^)!
日本がいまこのような状況だからこそ、この曲に結晶しているような「こころ」をいままで以上に大切にしていきたいものです。
投稿: のはらゆうこ | 2011年5月16日 (月) 07時15分
黒蜥蜴…不安感をあおるカメラワークや照明、フィルムの質感…天知茂の世界も思い起こされますね。やっぱり一度、劇場で観てみたい〜
という一文、新日本紀行テーマの美しい調べに泣かされながら、書いています^^
投稿: 五十嵐 ゆり | 2011年5月15日 (日) 15時15分