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2011年6月12日 (日)

【アートと】青木繁展その1【スキャンダル】

だいぶ旧聞に属しますが、きょうは五月に観にいった
久留米・石橋美術館の「青木繁展」の観覧記をば。

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当日はあいにくの雨模様。バラの盛りだったので残念!

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青木繁は松田聖子や藤井フミヤくんに先立つ、福岡県は
久留米出身の有名人。小中学校の美術の教科書なんか
にもよく掲載されている、夭折の天才画家です。

以下、略歴をご紹介↓

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+

1900年、18歳で東京美術学校西洋画科選科に入学。
在学中21歳で第一回白馬会賞を受賞し、華々しくデビュ-。

「俺は洋画界のナポレオンになる!」と豪語。
翌年の明治37(1904)年、東京美術学校を卒業し、千葉の海で
代表作「海の幸」(上のパンフ表紙の絵)を制作。

この頃、こっそり交際していた画学生仲間の女の子、
福田たねちゃん↓との間にこどもができる(´・ω・`)。

Tane

http://aoki-shigeru.awa.jp/Section/item.htm?iid=58

ちょうどその頃、22歳時点での自画像がこちら↓

Aokishireru_spt

で、実際のご本人写真がこちら↓

Aoki_photo

ふだんは眼鏡をかけてたらしいが、写真を撮られるときや
自画像では裸眼が基本。結構ナルシーだったもよう。

1906年冬からたねちゃんの実家(栃木県水橋村)に居候し、
片身の狭いなか描きあげた自信作「わだつみのいろこの宮」
(パンフ裏右下)をたずさえ意気揚々と1907年に再上京。

しかし、満を持しての挑戦だった東京府勧業博覧会では、
本人&まわりの期待むなしく、3等末席という結果に終わる。

失意のなかで暮らすうち、同年夏には実父の危篤の報せを
受け、たねちゃんと子どもを栃木に返して単身久留米に帰郷。
でも家督をめぐって家族と衝突。実家を出て放浪しているうち、
福岡で喀血し、そのまま中洲にあった病院にかつぎこまれる。
1911年3月25日、退院できないまま同院で死去。28歳。

没後100年記念展ということで、作品も膨大な数来てましたが、
作品自体と同じくらい楽しめたのが、同時に展観されていた
青木繁本人と彼をめぐる人々の手紙や写真などの付属資料。

たとえば、
「わだつみのいろこの宮」が3等末席だったことに怒った本人が;

「金を出したか出さないかで賞の行方も飾る場所も決められた。
 金を出さぬとわかればどんな秀作も便所の前に押し出される」

てな失礼な批判を投稿し掲載された美術雑誌とか。
(まぁ確かに一等の作品と作者、いまでは「何?誰?」だけど)

本人の死後はじめて「まさかの隠し子」の存在を知った実母が
「葬儀も何もかも終わってから友達に聞いて驚天動地でもう
 どうしたらよいかわかりませんが取り急ぎお詫び致さねばと」

というような詫びごとを、巻紙に大変な達筆でルルしたためた、
(実家はもとお侍の家だったのでかなり厳格な家風だったもよう)
栃木に残されたたねちゃんと、その実家あてのお手紙とか。

ちなみに、海幸山幸伝説からとったのか、幸彦と名付けられた
男の子は、たねちゃんの実家でお父さんの子として育てられ…
有名な尺八演奏家となり、福田蘭童と名乗ります。

♪ヒャラーリヒャラリーコ ヒャリーロヒャラレーロ
  の笛吹童子の主題歌の作曲者でもあるそうです。

そしてそして、その福田蘭童の息子はクレージーキャッツの
メンバーの石橋エータローさん(ピアノ担当)だそうです。
芸術家の血筋なのね。

長くなったので明日に続きます☆

↓拍手ボタンつけてみましたm( _ _ )m

 

【関連サイト】

石橋美術館
http://www.ishibashi-museum.gr.jp/

西鉄電車の「久留米・花と美術館散策きっぷ」1,860円。お得!
http://www.nishitetsu.co.jp/train/ticket/i_kurume-sansaku.htm


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