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A TRIP to上海 in 1996

十ウン年まえ上海に ひとり旅したときの話です

2010年10月 3日 (日)

【最終回】さよなら上海

一夜があけて、朝。いよいよ上海をあとにする日。

Lastday_2
手前に置いてるのはダンボール。夜ふけにホテルの横の商店街
に捨ててあった箱の中から比較的キレイなのをもらってきたもの。

船の積荷は扱いが雑なので、買ったおみやげがこわれないよう
いろいろ考えてこういうかたちにしたのでした。

…って、おみやげと言ってもまともなものは前記の「毛主席バッヂ
篆刻の印材」くらいで、あとは即席ラーメン(袋麺・日清多し)やら
スナック菓子やら中身が想像できない缶詰やらばかり。これらは
こわれやすいので、紙袋のたぐいでは到底保護できないと確信
した次第です。

前日大世界付近でガムテープも買い求めており、緩衝材がわり
の新聞紙で厳重に梱包~密閉済み。

やがてホテル前にお迎えのバスが横付けになり、朝9時に出立。

前日とはうってかわって快晴。うすい金色の朝の日差しを受けて、
キラキラ輝く揚子江の水面からは白いもやがかすかにあがってて。

そのうつくしさが、別れのときを惜しむ旅人の胸に沁みました。

Excer
さようなら朝の太極拳

Marche
ワイルドなくだものたち

Sky
せんたくものと魚の干物

Workin
はたらく人たち

Workin2
みんなみんな、さようなら。

以上の写真は2004年の上海旅行を綴った個人ホームページ
↓「上海 華やかに美しく東洋一の摩天楼都市」からの引用です。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~c-wakame/shanhai/AI4.htm

帰りのお船に乗る手続きの間も、船が岸壁を離れる間も、いや
セピア色のまちの姿がゆっくりゆっくり遠ざかっていく長い時間も、
頭の中にはこの曲が果てしなく流れ続けていたのでした――

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

♪ あのとき あなた 来てました Last Night
  だから 声かけて あげましょね
    Welcome上海 Welcome上海
    朝には消える おもいでの上海 ……

  いつか あなた 来るでしょう Last Night
  だから 声かけて あげましょね
    Welcome上海 Welcome上海
  いつか見たよな 忘れた上海 ……

  (上海バンスキング主題歌「ウェルカム上海」より)

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

ネットを検索してて、上記の歌とお芝居関係の周辺がわかる
素敵なサイトをみつけましたので、あわせてご紹介。

http://d.hatena.ne.jp/natsutobira/20100310/1268250958
またたびCINEMA ~ふたたび~

「ウェルカム上海」の動画が観られます。
たぶんほぼ同年代のかた。このかた同様わたしもレコードの曲は
いま現在もそらで全曲歌えたりします☆

http://plaza.rakuten.co.jp/hirotrp/diary/201003150001/
HIRO'S POCKET

北海道在住のジャズトランペッターの方のブログ。
昨年の「上海バンスキング」再演千秋楽後、メンバーと語り合った
体験が感動的です。

と、いうわけで。

これにて大団円!

ここまでのご愛読、多謝でございます。再見!!

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【上海】最後の夜のディナー

昨夜NHK教育「会社の星?」で、現在の上海で働く若い日本人の
ドキュメントをたまたま視聴。日本人向けのフリーペーパーの
営業ウーマンのひとが、仕事終わりに「パーティーで知り合った」
韓国人・オーストリア人らとおしゃれなBARでカクテルを楽しんで
いるのを観て、あらたな時代のあらたな国際都市に脱皮を遂げて
いきつつあるのだなあ、と実感しました。

14年前とは隔日の感。

だからこそ、わたし個人としては現在のように発展する前の上海、
いにしえの魔都の面影をそこここに残すまちを自分の目で見て
おけて、ほんとうに良かったな、と思っています。

そんなこんなで。
大世界を楽しんだ?(;´▽` あとは、近辺にある市場をぶらぶら。

Fruits

その後タクシーでツアーのみなさん
(ほとんどがオプションで蘇州に行ってた)と合流。
その夜のディナーをとるべく、ホテル近くのレストランへ。

Dinner

内容的には肉団子とか点心とか中国風鶏唐揚げで、大きな違いなし。
…気づけば中国風と唐揚げで形容がかぶってますが、この言い方
しか思いつかない。にんにく風味で五香粉などをつけて食べるやつ。

で、ここは適当にあしらって羅さんが手配してくれたはずの上海蟹の
お店に行こうと思っていたのに、手配忘れ凸(`Д´メ)されていたため
結局この食事が最後のディナーとなり…。

ちょっと腹立ったので紹興酒をガンガンのんで早めに寝たのでした。

〔次回最終回〕

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2010年10月 1日 (金)

【大世界】怖いくらいのさびれっぷり

無事おなかも満たしたので、つぎなる目的地へ。

目指すはわくわくのプレイスポット「大世界」☆

Photo

主要道、延安東路と西蔵南路の交差点横にそびえてます。
きのうの記事の地図の右下に記載あり

戦前の1931年落成・開館、1981年に大世界遊楽中心に改称。
ずらり並んだ小舞台で各種の芝居や曲芸などを常時上演し、
他にも映画館、商場、レストランを併設。落成当時は東洋一
の規模を誇り、その後も極東エリア最大規模の娯楽施設として、
多くの人でにぎわった一大歓楽スポットだったんですが…

時代の進歩とともに徐々に陳腐化し、客足も途絶えてついに
2003年4月に閉鎖されたとのこと。今回はじめて知りました。

1996年当時訪れた際にもかなり深刻なさびれっぷりだったので
まぁ、いったん閉鎖されたのはいたしかたなかったかと。

以下、うろおぼえながら当時の館内イメージ↓

Dsk_image
〔クリックで拡大できます〕

Daisekai_3
2003年のリアル映像。時代に取り残されてうらぶれ感満点

_2007_3
ちなみに2007年にはこんな感じに。全体覆われて工事中。

写真のように全面修復・改装され、雑技専門のショー施設として
あらたに生まれ変わることに。

Daisekai2_2
今年1月、ようやく足場が取り払われスッキリ

裏を走っている雲南路とも連携がとられ、「大世界街区」と銘打って
2010年8月にはリニューアルオープン(予定)…

ということだったのですが無事オープンしたかな~。

人民広場から徒歩圏内という好立地なので、魔都上海の顔であった
時代の華やぎをぜひ取り戻してもらいたいものです!

〔次回へ続く〕

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2010年9月30日 (木)

【上海博物館】でめがくらむ☆

日頃の自己管理がなってないので風邪で寝込んでしまって
そのぶん仕事に追われ、更新が止まってました m( _  _ )m。

ので、きょうはがんばっていっぱい書きます p(`・_・´)q☆

Muse1
〔クリックで拡大できます〕

競馬場跡地まるまるを使った人民公園には、芝生のなかに
いろんな文化施設が点在。
先日Twitterで拾った話だと、建築家の安藤忠雄さん情報では、
上海市に今後オペラハウスが6コもできるとのこと。

安藤さんが中国の担当者に
そんなにたくさん作って誰が演奏するの?と聞いたら
「考えてない」といわれたそう Σ(゚д゚;)。 太っ腹や中国。

…まぁ京劇も広義で考えればオペラなので、本格オペラ以外の
演目もしょっちゅうやる前提なんでしょうね。

Muse2
〔クリックで拡大できます〕

上海博物館の入場料金は、21世紀にはいってからタダに
なったらしいです(太っ腹やし)。写真撮影も可(太っ腹やで)。

日本語説明用無線機もあり。ただし借りる場合は有料・別料金。

1階には青銅、彫刻、2階には陶磁器、3階には書画・絵画・印鑑、
4階には玉、家具、コイン、少数民族工芸品等が展示されてます。

以下見学の感想↓

Muse3 Muse4 Muse5
〔3枚ともクリックで拡大できます〕

…けっこうなアート好きだからこその衝撃的な体験でありました。

お宝の写真のあるサイトを探してて、いちばん雰囲気が出てた
個人ブログさん「アルカンタラの熱い夏」をご紹介しておきます。

http://blog.livedoor.jp/sasakill/archives/50219568.html

ちなみに中国国内で三大博物館と呼ばれているのは
「北京・故宮」「南京」「上海」の三つ。北京はいわずとしれた
歴代皇帝の秘宝集約地、南京は膨大なそれを分割し設立
された第二の博物館、そして上海は最も新しい博物館。

たとえるなら父と母と息子的関係。

ただ、北京・故宮のお宝は大戦後のどさくさで半分くらい
蒋介石が中華民国(台湾)に持ってってるので、いまは
かの地の故宮博物館が収蔵してます。

こっちも好きな人には目がつぶれそうなコレクションらしい。

と、いうわけでよろめきつつ博物館を出て…

Muse6
Lunchjpg 
〔クリックで拡大できます〕

寒風に吹きさらされてかじかんだ手にメラミン食器のほんのり
あったかい感じがうれしかった。耳に異国の言葉を聞きつつ
ひとり食べる、甘じょっぱこうばしい肉。舌と咽喉を焼く汁と麺。
香りも鮮烈なみずみずしいハーブの、奇跡のようなハーモニー。

生きてるうちにもう1回上海に行くことがあったら、

またあそこであの麺が食べたいな~☆

〔最後は食い気で終わってまた次回へと続くヽ(´▽`)/〕

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2010年9月24日 (金)

【上海動物園】おさる豆知識

お気づきの向きもあるかと思いますが、現在この旅行記は

「14年も経ていまさら書き足し(;´▽`A``」ステージに

鋭意突入中です(正確にはものがなしいサーカス二枚目の絵から)。

最初のほうで書いてたとおり、帰りの船中は同乗のみなさんと

楽しく飲んだくれていたせいで、途切れているのです…そのため

内容がやや索漠としているかも。なにとぞご容赦ください。

というわけで、つまんない話ばかりではあれなので、きょうは

「こんなことを知ってると動物園が楽しいかも?」的な豆知識を。

Sarus
〔クリックで拡大できます〕

南米大陸(新世界)のおサルとアジア~アフリカ大陸(旧世界)

のおサルの決定的見分けかたです。南米産のおサルのしっぽ

は第二の手足なのに、アジアやアフリカのおサルのしっぽは、

いくら長くても猫のしっぽと同じような役割しか果たしません。

進化の過程でなにかが起こってそうなったんでしょうね。

〔次回へ続く〕

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2010年9月23日 (木)

【上海動物園】ベスト&ガッカリ報告

Cutebest
生後まもないと思われる仔ゾウ 激カワ

Cutebest2
おかあさんゾウの横をはなれません。

ガッカリどうぶつは、中国原産の珍獣のなかの珍獣。

Sifuzou
〔クリックで拡大できます〕

野生では何百年も前に絶滅して、動物園でしか観られない

四不像(シフゾウ)。動物園好きのわたしとしては、清朝から受け

継がれた本場中国での出会いを楽しみにしていたのに…。

↓まぁ、日本国内でも何箇所かで観られるんですけどね。

【シフゾウが観られる動物園】
多摩動物公園(東京都)
広島市安佐動物公園(広島市)
熊本市動植物園(熊本市)

【各園の関連サイト】

・多摩動物公園(東京ズーネット内)
    http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/
  
  東京ズーネット内「どうぶつ図鑑」のシフゾウ
    http://www.tokyo-zoo.net/search/species_detail?code=43

・熊本市動植物園(社団法人 日本動物園水族館協会内)
    http://www.jazga.or.jp/kumamoto/base/

あと、ややガッカリだったのはやはり中国原産のこのおかた。

Panda1
〔クリックで拡大できます〕

パンダのしっぽはやはり白い(汚れてうす茶色いがとりあえず黒じゃない)ことを実地に確認できただけが収穫といえば収穫でした。

〔次回に続く〕

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2010年9月22日 (水)

【上海動物園】おばちゃん、ごめん…

思い出に残る、こんな体験もありました。

動物園内の売店に並べてあった毛主席バッヂを
お土産用にまとめ買いしようとしたときのこと。

Turi1
〔クリックで拡大できます〕
※ウルトラマン流行中につきどうみてもパチもんのお人形多数(笑)

支払いをすませて歩き出すと、うしろからなんか声かけている。

Turi2_2
〔クリックで拡大できます〕

Turi3
〔クリックで拡大できます〕

ハアハア言っているオバチャンの笑顔がまぶしかった。

外国人で言葉が通じないわたしに対して、走ってまで

おつりを持ってきてくれたことに心から感動

そして同時に、自分のなかにあった偏見を深く恥じました。

オバチャン、ゴメン。

そして、ほんとうにありがとう。

ちなみに毛沢東バッヂってこんな感じのものです

上海はいまレトロ雑貨ブームで、レアなものは高値がついてるとか。
世のなかなにが流行るかわかりませんね( ̄▽ ̄;)

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2010年9月21日 (火)

【上海動物園】ものがなしいサーカス

〔本題の前にひとこと〕
尖閣諸島周辺の領海侵犯問題がらみで、日中関係がひさびさになにやら
きなくさいことになりつつありますが、いたずらな過剰反応は火に油を注ぐ
だけと思いますので、あくまで粛々と旅行記を続けます。ご了承ください。

前の記事からちょっと間があきましたが、そういうわけで。

ケーキをあげてお友だちになったヤギさんたちの活躍を見るべく、

動物園内に常設されているサーカスを見学することに。

Show1
〔クリックで拡大できます〕

ドレスアップもしていないふだん着のおじさんたちが、短い鞭の

音でいろんなどうぶつたちをリード。スピーカーから流れ出す

BGMのテープは、日々の酷使によりひずんでて耳に厳しかった。

Show2
〔クリックで拡大できます〕

次から次に高度なワザを繰り出すんだけど…

Show3 証拠写真
〔クリックで拡大できます〕

つなの上にさらに円筒を乗せ、その上に乗ってる。スゴイ!!

かなしいことに拍手はまばら。

Show4 くまさん
〔クリックで拡大できます〕

くまさんもつなわたり。くまさんはこのあとバイクにも乗ってた。

クライマックスは馬の上に虎が乗ってグルグル走る! んだけど

看板の絵のような勇ましさはなく、馬も虎も相当うつむきかげん。

あまりのうらぶれ感に見物していてなんか胸にこみ上げるものが

あり、しまいにはすこし涙までにじんできた。のだった。

…いろんな意味で貴重な体験となりました。

〔次回に続く〕

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2010年9月15日 (水)

【上海動物園】曲馬団=馬戯団☆★☆

前述、杭につながれた三頭のヤギさんたち。

実は、ただものではなかったことが判明。

といいますのは……

Yagi3
〔クリックで拡大できます〕

常設サーカスのスターだったのです!!

〔次回に続く〕

2010年9月14日 (火)

【上海動物園】ヤギとたわむる

餌やり相手をもとめてさらにさまよっていると、杭につながれたヤギさんを発見。

さっそくお菓子をさしあげると…

Yagi1
〔クリックで拡大できます〕

ヤギさんの顔、間近で見るとちょっと怖い。

日本語通じないし(笑)。

が、仔ヤギは激かわいい。しっぽふりふり。

Yagi2
〔クリックで拡大できます〕

中国には1人っ子政策というのがあって、基本的にこどもは1名までしかつくっちゃいけないはずなので、親戚かなにかでしょうか…

いずれにしても、仔ヤギとたわむれるお子たちというのはなんとも心なごむ情景でした

〔次回に続く〕

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